海外投資家が注目する日本のホテル市場

過去の2年間、主に海外の投資家と共に、総額1800億円以上を日本国内の不動産に投資したいとする案件に携わってきました。そのうちの半分はホテルをターゲットにしており、運営中のホテルや空ホテル、そして開発用地が含まれています。

ニーズに合うような案件が仲介業者の市場に出回ることはほとんどありません。日本で初めて投資するのお客様にとっては、現地での関係構築や評判を築くための時間と努力が必要不可欠です。その結果、「優先投資家」の地位を獲得することが可能になります。また、投資方針の調整も求められる場合があります。たとえば、売れそう物件は入札方式で取引されることが多く、一部の海外投資家はそのような取引に参加を拒むケースがあります。

現在売りホテルの競争は非常に激しく、2020年から2022年の「お買い得」な時期は過ぎ去ってしまいました。

その背景は?

最近の東京や主要観光地におけるホテル宿泊料金を見れば一目瞭然です。第3四半期には、国内の大手運営会社の1社が平均客室料金を2023年の同四半期と比較して60.7%も引き上げました。「東京ホテル会」では、東京にある参加ホテルのRevPAR(販売可能客室収益)が10月には17,228円、11月には18,308円に達したと報告しています。これは、2020年や2021年に5000円を下回っていた数値と比較して驚異的な回復を示しています。

さらに、10月には月間で過去最高となる330万人の訪日外国人観光客が到着しました。11月時点で年間の訪日外国人数はすでに3338万人に達しており、2019年の同期間と比較して13%増加しています。2024年度は3500万人以上の外国人観光客を迎える見通しです。

2025年1月4日

当社について

2014年に当社を設立し、現在、投資家、ファミリーオフィス、ファンド向けにコンサルティング、アドバイザリー、売買仲介サービスを提供しています。文化的理解、コミュニケーション、そして不動産に関する情報が、外国人投資家とビジネスをする鍵であると考えており、私は日本の不動産市場にアクセスを求める主要投資家にとって信頼できる仲介役としての独自の立場を築いています。外国人投資家やパートナーとの関係を強化したいとお考えであれば、ぜひご連絡いただき、一緒に協力できる方法についてお話しできればと思います。

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