東京の高級住宅市場の上昇率はアジア第2位
サヴィルズが8月6日に発表した「プライム・レジデンシャル指数」によると、2024年上半期に東京の「プライム」住宅不動産市場がアジアで2番目に高い上昇率を記録しました。
レポートによれば、東京の上昇率は1.6%で、バンコクの2.5%に次ぐアジアで2位となりました。一方、クアラルンプール、北京、シンガポール、香港では値下がりが見られました。シンガポールでは新築マンションの新規発売が少なく、平均価格が下落した可能性があり、さらに非永住外国人買主に対する60%の追加印紙税が一部の買い手を遠ざけた可能性もあります。世界的には、南欧や中東の都市が最も高い上昇率を示しており、一方で米国では高金利がニューヨーク、マイアミ、ロサンゼルスの価格を抑えています。
サヴィルズはこのレポートで「プライム住宅」を明確に定義しておらず、各国や東京のデータにおいてどの価格帯や地域が該当するかは不明です。ただし、英国ではサヴィルズがプライム・レジデンシャル市場を価格で市場の上位5~10%の物件とみなしています。そうすると、東京ではこれに該当するのは1億5,000万円以上のマンションでしょう。
REINSのデータによると、2024年1月から6月にかけて、東京都内での中古マンションの成約価格(平方メートルあたり)は全体で3.08%上昇しています。特に都心3区(千代田区、中央区、港区)では9.31%の上昇を記録しています。
2024年8月13日
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