シンガポールのファミリーオフィスは京橋のホテルを105億円で取得

シンガポールを拠点とするInvictus Developmentsは京橋にある140室のホテルを105億円で購入しました。売主はAscott Serviced Residence Global Fundで、Ascottは引き続き同ホテルをThe Ascott Limitedの傘下で運営します。

延床面積3500平米のこのホテルは2019年に竣工しました。同年5月には「an/other」ホテルとして開業し、当時はシングルルームとカプセルタイプのベッドの混在した施設でしたが、2021年に閉館しました。Ascottは2022年8月に当土地建物を取得し、カプセルタイプのベッドを通常の部屋タイプに改装し、2023年11月に「lyf Ginza Tokyo」として再開業しました。

客室の広さは12〜25平米で、約90%の客室数が12〜13平米の広さとなっています。平日の宿泊料金は、1泊あたり2万円〜3万円以上となることがあり、1室あたりの取得価格は約7500万円となります。

Invictusは、シンガポールとオーストラリアに複数のホテルを所有しており、近年ではホテル開発用地の取得も行っています。2019年には、シンガポールにある143室の「The Standard, Singapore」を取得。また、2021〜2022年頃にDesker RoadとRowell Roadにある9軒の歴史的なショップハウスを取得しました。このショップハウスは土地面積980平米(296坪)、延床面積2128平米(643坪)で、2023年には6600万シンガポールドル(約75億円)で売却募集されました。オーストラリアでは、合計310室のホテル4軒を所有しており、ホテルへの転換を予定しているオフィスビルも保有しています。

今後、Invictusはアジア太平洋地域のゲートウェイ市場でのホテル投資に注力し、シンガポール、オーストラリア、日本において、ブティック、ライフスタイル、上級ホテルを中心としたポートフォリオの拡大を進めていく予定です。

2024年10月5日

当社について

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