日本の不動産に対するシンガポール投資家の考えまとめ

シンガポールで最近行われた投資家たちとの相談のまとめ:

◆ 今回は、一棟賃貸マンションが再び注目されている。昨年はホテルが最もホットな商品であり、日本でもホテルの取得を検討されているお客様がいらっしゃいますが、供給はかなり限られており、売りに出されている物は投資条件と合わない。一方、賃貸マンションは、賃金の上昇によって住宅賃料の上昇を期待している投資家がいる。しかし、東京などの大都市にある賃貸マンションの低いキャップレートには感心しておらず、コーリビングや家具付きマンスリーマンションに転換できる建物しか検討しないと数字合わない。

◆ 物件ごとの価格は小さすぎる。理想的な取引規模は、物件ごとかポートフォリオであれ、5,000万~1億米ドル(約70〜150億円)程度である。10億〜20億円の小規模物件は、より大きなポートフォリオにまとめて同時に取得できる場合にのみ有効である。しかし、複数の売主とタイミングを合わせるのは難しい。

◆ 立地的には、特に初期投資の場合、東京が依然として第一の焦点である。投資家は大阪も検討するが東京の必ずナンバーワン。福岡市も多く挙がっていた。名古屋は残念ながら最下位だった。

◆ 気づく共通のことのひとつは、不動産投資法人やファミリーオフィスが、日本国内の投資家にすでに見送られた二流の売り物件を提供されていることを強く認識していることだ。彼らにとって、これらの物件もまた魅力的ではない。シンガポール内でこちらの売り物件が頻繁に出回っているようだ。

◆ 円安は日本に投資する主な要因ではないようだ。日本への投資の主な原動力は、アジアの資産ポートフォリオに地理的分散を持たせることだ。

2024年5月9日

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